水利部の陳雷副部長(zhǎng)は先ごろ開(kāi)かれた「黃河流域洪水防止計(jì)畫(huà)審査會(huì)」で、黃河の治水事業(yè)は依然として新たな諸問(wèn)題に直面しており、任務(wù)は非常に重いとの考えを示した。
この中で陳副部長(zhǎng)は「50年代以降、黃河の治水は目を見(jiàn)張るほどの成果を収めてきた。だが、黃河流域や洪水防止?保護(hù)區(qū)が経済?社會(huì)的な発展を遂げ、また西部大開(kāi)発という國(guó)家戦略が実施されるに伴って、黃河や西北部を流れる數(shù)多く河川では洪水防止、安全への重要性がより高まっている。さらに黃河そのものの特性を考えると、治水事業(yè)は依然として新たな諸問(wèn)題に直面しており、その任務(wù)は非常に重い」と強(qiáng)調(diào)した上で、以下の６點(diǎn)を指摘した。
（１）年平均土砂流失量は多年にわたり16億トンと、世界の大河のなかでトップにあるが、地表を流れる水量はわずか約500億立方メートルで、極めて不均衡な狀態(tài)にある。同時(shí)に流域に注ぐ水量の大幅な減少、集中する降雨や洪水防止、水資源不足、土砂の問(wèn)題がより深刻さを増しており、治水事業(yè)は一段と厳しい狀況にある。
（２）水量や土砂、河道の変化により、下流では河床が周?chē)欷纹揭挨瑜暌欢韦雀撙胜盲皮辍?guó)の基準(zhǔn)に照らすと２級(jí)の天井川になりつつある。
（３）また下流では、河床の沈殿が深刻であるため水流に影響が出ており、小中規(guī)模の洪水が大規(guī)模な災(zāi)害をもたらす可能性がある。
（４）小浪底から花園口までの區(qū)間では依然、洪水発生の可能性があり、下流での洪水防止にも大きな支障が出ている。また流域の本流や主要な支流、西北部の諸河川の堤防はいずれも質(zhì)的に問(wèn)題があるため、潛在的な危険性が大きい。しかも河道の整備は不完全で、工事基準(zhǔn)も低いことから、堤防の決壊などが起きる可能性がある。
（５）下流堤防の両側(cè)に連なる広大な平野は、水の流れを誘導(dǎo)する通路として、また土砂を沈殿させて洪水を抑えるための重要な區(qū)域となっている。だが、この地域は180萬(wàn)の人口を抱えているため、こうした措置を講じることは人びとの暮らしや発展に大きな影響を與えることから、下流での治水作業(yè)は一段と難しくなっている。
（６）地域的な洪水問(wèn)題もかなり突出している。渭河下流の河道では土砂の沈殿が深刻化して、排水能力が急速に低下している。また西北部の諸河川では、洪水防止に向けた統(tǒng)一計(jì)畫(huà)に欠け、工事基準(zhǔn)が低いために基盤(pán)が脆弱であることから、ピーク時(shí)に水量が増大して突発的な洪水が発生しやすい狀態(tài)にあるなど、その危害は大きい。
「チャイナネット」2004/11/18
